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「自動撮影・顔認識」による労働時間把握の適法性を確認しました

  • プレスリリース
2021-06-25

打刻レスの勤怠管理サービス「ラクロー」は、2019年3月に経済産業省グレーゾーン解消制度によりサービスの適法性が認められました(以前の照会内容はこちら)。

この度、上記に加え「自動撮影・顔認識」による労働時間把握の適法性を照会したところ、厚生労働省より、労働安全衛生法が定める「労働時間の状況の把握方法」に適合している旨の回答がありました。

これにより、PCを業務で利用する機会の少ない職場で「自動撮影・顔認識」を使用した客観的な労働時間の把握が実現可能になります。


厚生労働省への照会の経緯

「ラクロー」は、PCに記録されている起動ログやメールの送信日時などの客観的な記録に基づいた勤怠管理サービスです。これまでサービスを運営していく中で、PC利用の少ない勤務形態のお客様からPC以外の客観的記録をベースとした勤怠管理のご要望の声を多くいただきました。

ラクロー社はお客様の声を元にした、新しいプロダクト開発のアイディア「自動撮影・顔認識」の適法性を確認するため、照会を行いました。


現在検討しているサービスの概要

検討中のサービスは、店舗や建設現場などのPCを利用する機会の少ない勤務形態のお客様に向けたものです。

・従業員が始業・終業の際に通過する出入口等の場所に撮影機器を設置し、顔認識・撮影がなされた時刻を客観的記録とします。

・撮影時刻が実態の始業時刻・終業時刻と異なる場合など、やむを得ない場合には、修正理由を付記した上で、各従業員本人が修正の申告をします。

※なお、お客様が雇用される従業員の顔写真を用いるものであるため、個人情報保護法上の配慮も講じます。


照会内容および回答概要

照会内容:本サービスによって行う労働時間の把握が、労働安全衛生法に基づく「労働時間の状況」の把握方法として適切なものであることを確認したい

回答概要:本サービスは客観的な記録を基礎としつつ、やむを得ない場合に自己申告を行うもので、把握された労働時間の状況は解釈通達を満たすものであり適法である


PC利用の少ない勤務形態で、適切な労働時間把握を実現希望の企業様へ

ラクロー社では、現在新サービスの検討を進めています。

サービス開発にご協力いただける企業様、ご興味のある企業様は、以下のメールアドレス宛にお問い合わせください。

お問い合わせ窓口:support@raku-ro.com