ログを利用した労働時間の算出
PCログ、メール送信日時、カレンダー、チャットツールなどのデータから労働時間を算出します。メール、カレンダーは「Google Workspace」や「Office365」、チャットツール「Slack」に対応しています。
現状の労働時間把握(出勤簿・勤務表)
前日までのPCログなどを元にした労働時間、残業時間の情報をグラフィカルなデザインで直感的に把握できます。
未払い残業リスク把握(ログと申告の差)
PCログやメール送信ログなどの客観的記録に基づく労働時間と、自己申告の労働時間を比較し、一覧をグラフィカルに表示します。乖離の大きさから未払い残業リスクを確認できます。
休暇・年休取得状況の把握
年次有給休暇、介護休暇、育児休業などの法定休暇をはじめ、夏季休暇など企業独自の休暇も自由に作成・管理することができます。各休暇の残日数管理はもちろん、年休については定期的な自動付与にも対応しています。
残業アラート
36協定の上限に達する前に対策が打てるよう、対象者本人やその上司、管理者へのアラートメール通知機能がついています。
申請・承認
労働時間の月末締め、残業・休暇・直行直帰などの各種申請を行うことができます。管理者は自分が承認すべきものが一覧で表示されるため、申請承認を効率的に確認・処理することができます。
労働時間の修正申告
自己申告時間を変更する場合は、従業員本人がその変更理由をコメントで残すことができます。
各種労働制度に対応
通常の労働時間制、シフト制、フレックスタイム制、裁量労働制、管理監督者、1ヶ月単位の変形労働時間制に対応しています。
法定帳票の出力
出勤簿や年休管理といった保管義務が定められているデータについては出力可能です。
休日出勤と代休・振替休日
給与データにも関わる代休・振替休日の管理もラクローなら管理可能です。
スマホやタブレット操作
スマホやタブレットでも労働時間の閲覧・修正、勤怠申請などができます。GPSを用いた位置情報の送信も可能です。営業の外出、直行直帰や在宅勤務などのリモートワークで活用できます。
工数管理(オプション機能)
「何にどれだけ時間を使ったのか」といった工数の配分入力・集計を効率的に行えます。入力した工数時間数を労働時間数と一致させることができます。
ラクローのPCログ記録・表示の仕組み
PCにはOS(Windows、Mac)の基本機能として、起動・シャットダウン・スリープなどの履歴をPCに蓄積しています。ラクローの仕組みとして、ラクローがPCの細かな動きを収集して記録しているのではなく、あくまでPCに蓄積されたオン・オフに関わるログのみを表示しています。
また、ラクローの情報取得の目的は「適法な労働時間管理」であり、専門家の見解として労働時間と関連が深いと「客観的に」判断できるのは「PCの起動ログ」、「メールの送信ログ」等となり、これらの情報を取得しています。(従業員の利便性の向上のため予定表をラクローと連携すると予定タイトルをラクロー上で閲覧できます)
ラクローで取得するPCログについて
イベント | Windows | Mac |
---|---|---|
起動 | ◯ | ◯ |
シャットダウン | ◯ | ◯ |
スリープ | ◯ | ◯ |
スリープからの復帰 | ◯ | ◯ |
画面ロック ※ | ◯ | ◯ |
画面アンロック ※ | ◯ | ◯ |
PCのオン・オフに関わる情報しか記録しません
キータッチ数、クリック数、各種アプリケーションの起動状況、ブラウザからアクセスしたURLの履歴などは労働時間把握のためには過剰な情報だと判断し、現状取得しておらず、今後も取得する予定はありません。
ラクローはPCログ以外にも様々な業務ツールのログと連携可能です。
各々の働き方に応じて、より実態に合った記録方法を選んでください。
既存の勤怠ツールとの併用も可能です。
在宅勤務・直行直帰・私用PC利用など、単純にPCログだけでは実態に合った労働時間が記録できないケースでも様々なログを組み合わせることで効率的に労働時間を記録することができます。
隠れ残業の把握 PCログだけでなく、夜中にメールを送っていないか確認したい
PCは切っていても従業員はスマートフォンで仕事に関するメールを送っている可能性があります。ラクローではメール送信日時を可視化・労働時間の算出に利用できます。
外出時の時間管理 移動が多くPCを開かない時がある(営業職等)
PCをあまり使わない職種では時間の把握が難しくなります。ラクローはPCログだけでなく、メール・Slackの送信日時やカレンダーに入力したアポイント予定から労働時間を算出できます。(GPSによる位置情報も記録できます)
私用PCの利用 私用でもPCを使っていて、PCログだと「仕事」と「私用」の区別がつかない
PCを貸与していない場合、仕事と私用の境界がわからずPCログでは労働時間が管理できません。ラクローはメールやSlack連携が可能なのでそれらのログを元に労働時間管理ができます。
既存勤怠ツールの記録とPCログの乖離をチェック
「今使っている勤怠管理ツールを乗り換えるのはハードルが高い…でもPCログなどで実態を把握したい」という場合もラクローを利用することで既存勤怠ツールとPCログの乖離チェックが簡単に実現できます。
① 既存の勤怠ツールで打刻
現在利用している勤怠管理ツールでいつも通り打刻します。
② ラクローに打刻データを取り込み
打刻したデータをラクローにCSV形式でインポートします。
③ PCログと打刻データの乖離チェック
ラクロー上で「PCログ等の客観的な時間」と「打刻によって記録された時間」の乖離を確認できます。乖離時間のデータはCSVで出力することも可能です。